ブラジルの台所には、一見用途不明な日用品が多くある。便利だからこそ存在する台所用品なのであろうが、慣れていないとこうも疑問をなげかけてしまうものなのだろうか。
まずはとっても便利な薄型まな板。何よりも軽いから持ち運びも、洗うにも大助かり!でもその厚みから、下敷きに見えるのは気のせいだろうか。下敷きの上でカッターナイフで切り刻む気分になること間違いなし!
そしてステーキに。郷土料理に、スパゲッティに。ブラジルでどんな料理にも欠かせないのがニンニク。炒めると広がる香ばしい匂いは、食欲をそそるが、皮をむいて刻んだあとの手の匂いは気になるもの。そんなときに大活躍するのが、ニンニクつぶし器。容器に入れて、つぶすだけ。しかし問題は、穴にこびりついたニンニクのかけらを取り除くこと。爪楊枝で一生懸命きれいにしているうちに、ニンニクの匂いは爪の間にまで入り込む?!
一見大工道具のようだが、、、。
潰れたニンニクが出る穴が開いている。
どこの家庭にもあるのが、取っ手の着いた奇妙な水かき器。台所の流し台の横には食器置きがあるのが一般的だが、洗った食器から流れ落ちた水が流し台に溜まってしまうのはブラジル人にとってはあってならないこと。常に水がたまらないように、布巾ではなく、この器具を使用して水を掻き流すのだ。
このように壁にかけておく。
もちろん全ての水は掻き出されない。
最後にどこの国にもあるマッチ棒の、ブラジル的とっても便利な使用方法を紹介したい。揚げ物をする際に、鍋に油をたっぷりいれたら同時に入れるのが、このマッチ棒。油が完璧に熱したかを、火花で知らせてくれるのだ。身体への害や安全性は疑問視されるが、ブラジルではごく一般的に行われているのだから、本当に便利に違いない。
[海外書き人クラブ・高橋直子・暮らし]