即席マーケット!

2009年04月22日

記事提供:海外書き人クラブ

朝の給湯室は大入り満員。給湯室からでてくる人は皆、手にビニール袋を提げてでてくる。耳を澄ませばなにやら楽しそうな声…。一体、給湯室で何が起こっているのか?

普段は普通の給湯室。コーヒーメーカー以外にめぼしいものはなく人影もまだらなのだが、朝の給湯室は明らかに他の時間には見られない賑わいを見せる。

何をしているのかと給湯室を覗くとびっくり。狭い給湯室にタッパーがずらーっと並んでいる。聞くと社員達が手作りスナックを持ち寄り販売しているのだ。売っているものはピーナツ、揚げバナナ、揚げ豆腐などの食品が中心で、時に社員の家族が営む店の商品(日用雑貨、洋服等)が並ぶこともある。後者の日用雑貨などはほとんどが注文ベースでの販売なのだが、食べ物は現金払い。自己申告制で、紙に名前と商品名を書き代金を集金箱に支払う。買いに来る人は100%社内の人間なので、出店者(?) も安心なのだとか。

インドネシアの平均給与は低い。職種によってもさまざまだが、大卒の初任給は2万円に届くかどうかという程度。近年の記録的な物価上昇などで、生活は決して楽ではない。そこで、生活費の足しにと、サイドビジネスをする人が多いのだ。 

また、ジャカルタ首都圏の家賃は決して安いものではなく、多くの人がジャカルタ郊外の町に住む。そろそろとしか前に進まない大渋滞を潜り抜け、オフィスに着くまで2-3時間。バイクやバスに揺られて通勤する彼らにとって、会社での「朝食」は一日のエネルギーの源でもある。

おいしそうな香りと、マーケットが持つあの特有の人をひきつけるにぎやかな雰囲気を放つ朝の給湯室。今日も「マーケット」は盛況のようだ。思わず自分も吸い込まれそうになりつつも、今年こそは!とふくよかになりつつある自分の姿に鞭打ち、「マーケット」に背を向ける日々を送っている。


Photo 001

今日買ったもの以外にタッパーが…
私:そんなに食べるの?
常連客:もって帰ればいいのよー。





Photo 002

こちらはドライフルーツ。
連休の後の月曜日は地方のお菓子も手に入ります。






Photo 003

フルーツの酢漬け。
会社にキープのマイお椀でいただく。







[海外書き人クラブ・斉藤ヨウコ・ビジネス]

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