驚くばかり! ドイツ人の仕事ぶり

2009年02月11日

記事提供:海外書き人クラブ

ドイツで仕事をしていると、驚かされることが多い。8時〜5時が勤務時間だが日本人駐在員は遅くまで仕事をする。ずいぶん静かだなと事務所をみると誰もいない。あれ?と思って時計を見ると5時5分だったことが良くある。あの仕事は急いでやってねと言ったはずなのに!

ドイツ人が時間に正確というわけでも、能率が日本人より良いという訳でもない。会社が終わればさっさと帰り、自分の時間を家族や友人と過ごす。大好きなクラシックの定期会員になって夫婦で出かける人も多い。日本のように定時で帰ると早退したような気分に周りの視線がさせるのとは大違い。深夜まで電気をつけて仕事をしているオフィスは、たいてい日系の会社という。

有給休暇の使い方にも驚かされる。1ヶ月の有給休暇は1日も残さず使う。夏やクリスマスの休暇シーズンは穴埋めで大変。やっと出てきてくれたと思いきや、次の日は「具合が悪いので病欠します」と休んでくれる。これらの病欠は有給休暇とは別に与えられるので、理論的には2〜3日の病欠は何回取ってもいい。労働者の権利なのだ。

ドイツ人は仕事のために自分の生活や家族を決して犠牲にはしない。一昔前は、子どもの誕生日だからと会社を欠席、もしくは早退して行く父親もいて、日本人奥方から尊敬の目で見られた。日本人は健康までも犠牲にする。少し大げさに言えば、日本人は「仕事をするために生きている」とも言えなくはない。

そう考えると日本の豊かさは実は大きな犠牲の上に成り立っていることに気づかされる。サービス残業、使えない有給休暇、通勤地獄、ウサギ小屋の狭い住居と引き換えにやっと「経済大国」が成り立っている。その経済大国も昨今ではかなり怪しく、貧富の差やワーキング・プアなどが社会問題となっている。ドイツ人は物質的には日本人ほど豊かではないかも知れないが、生活の質でははるかに豊かだとつくづく感ずる。


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オフィスアワーが終わった直後5時5分の事務所



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仕事のあとはカフェでお喋りも又楽しい



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同上




[海外書き人クラブ・パッハー眞理・ビジネス]

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