小腹を満たし満たしの上海ライフ。

2009年09月11日

記事提供:青山武祐

  上海の街には、小腹を満たす店がほんとうに多い。
  とくにローカルの人々がまとまって住む地域には、間口一軒ほどの店が、衣料品店に挟まれて点在している。
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  店は狭い。道路に椅子と簡単なテーブルを持ち出してかき込んでいる。麺類かご飯に一品おかずを付けている。というか載せている。
  私は中華丼系の、のっけご飯が大好きだ。美味そうなのだが、まだこの手の店は活用できない。
  どんな水、油、食材を使っているのか? 不安を持つだけでもお腹がゆるむ。
  
  赴任者にはいろいろな意味で難易度が高い。

  もともと私はちょこちょこ小腹を満たすより、一気に大腹を満たしたい方なのだが、上海暮らしも慣れてくると、小腹満たし系の店を利用する頻度が増してきた。
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  入りやすいのは、点心や麺をメインにしている食堂だ。人気の店は朝早くから混んでいる。おかゆをすすったり、テイクアウトで肉まんや野菜まんを買っていく。
  忙しい人は歩きながら食べて出社する。だいたい饅頭一つで1元(14円)。

  かつて北京でダンボール饅頭事件があった。真相は結局判らない。私が買うのは、つくっている現場が客から見えるところなので信じて食べている。

  そういえば、調理の現場がガラス張りのお店が、上海、中国にはほんとうに多い。食欲を刺激すると同時に、食材の安全を保証して客を集める一つの方策なのだろうか? 
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  たしかに中国にいると目の前で確かめないと安心できない、という生理になる。

  電気製品だって何だって、目の前で見せられるものと、奥から梱包されて出てくるものは違っていたりする。だから自分が確かにいじった商品を目の前で包ませる。

  日本はいきなり他人を信じ合う世界だったのだなあ、とつくづく思う。

  我が家の近所だと、生煎(シェンジェン)という肉入りの包子を大きな鉄板で焼いたものは4個で3元。
  アツアツの肉と肉汁が中で待ち構えているので、一気に頬張ると火傷する。黒酢をつけていただく。
  これだけでも十分に小腹が膨れる。
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  私はこれに春雨のスープをつける。薄く切った牛肉が載っている。シャンツァイがアクセントになる。

  飲み物は各自勝手に持ち込んでいる。まだ私はここにビールを持ち込んだことはないのだが・・・。

  何しろまずレジで先払いし、カウンターに行って自分で料理をもらうシステムなので長居するのも格好悪い。
  学食のようだ。日本円で200円も使いきれない。
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  もう少し高い店に行くと、店員さんがテーブルまで持ってきてくれる。
  瑞金病院という名門医院の前にもずらりとそんな店が並んでいる。この一画に先日食べに行ってみた。

  牛肉の筋肉を煮込んだ麺を選ぶ。見た目は脂っぽいが、意外にあっさりした味だ。

  肉はコラーゲンたっぷり。スープもごくごく薄味。かなり塩分を抑えているのではないか。ラーメン鉢の大きさほどのボリュームもない。

  大きなガラスの向こうには病院が広がっている。さすがに立地を考えるとヘルシーな麺になっていくのか。これで20元(280円)。
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  小籠包に饅頭、焼き餃子、水餃子にワンタン。手頃にテイクアウトできる中華風ファーストフードがあちこちから誘いをかけてくる。

  健康を考えて私はよく散歩する。しかし道を選ばないと、この手の誘惑にひっかかって結局体重を増やすことになる。



  [青山武祐・中国]

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